デッドリフト

このデッドリフトは案外軽視されがちなトレーニング法ですが、体を鍛える上で最も重要なトレーニング法の一つといえます。ケトルベルにおいては、スウィング行う前段階としてデッドリフトが行われたり、スナッチを強化する際のトレーニング法としてデッドリフトを取り入られることが多く、ケトルベルの動作の基本中の基本となるトレーニング法と言えます。またデッドリフトは腰痛解消にも最適なトレーニング法です。腰痛は通常、お尻の筋肉や脊柱起立筋が弱いために胴体を支えるのに負担がかかることから起こります。デッドリフトを行うことにより、お尻の筋肉や脊柱起立筋を鍛えることが出来、腰痛解消につながります。

 

なお、つま先を若干外に広げて行うものスモウ・デッドリフト、それに対してつま先を前に向けるものをパラレル・デッドリフトと言います。

主に鍛えられる部位

デッドリフト
    上腕二頭筋  ●   腰(背下部)   内もも(内転筋)
  上腕三頭筋  ● 背中部   前もも(大腿四頭筋)
前腕  ● 背上部(僧帽筋) ●  裏もも(ハムストリング)
  腹直筋   背側部(広背筋)  ● ヒップ(大臀筋)
  腹斜・腹横筋   肩筋   ヒップ側部
  胸筋       ふくらはぎ

  

足幅を肩幅より少し広めにとり、足の間にケトルベルを置きます。そして、ヒップを後ろに押し下げながら、背筋を伸ばし少し膝を曲げた状態で、ケトルベルを両手で持ちます。

ヒップを前に押し出して、上体を起こして直立の姿勢になります。この時、同時にヒップ、腹筋、太ももの裏側に力を入れて引き締めます。

ヒップを後ろに押し出し、上体を下に下ろしていきます。

<ポイント>

・背筋が丸くならないように気をつけます。

 

 

ローレン・ブルックスのデッドリフト