アームスローは、スピンとパワースナッチと並ぶ、ブルガリアンサンドバッグの代表とする動きの1つです。スピンでは体の周りをサンドバッグが1回転するのに対し、アームスローでは半回転しかさせないため、速いスピードで行い、スピード強化のトレーニングに取り入れられることが多くあります。
レッグ(脚)、アーム(腕)、バッグ(背中)、ヒップ、コア(体幹)を主に鍛えることが出来ます。
サンドバッグのメインハンドルの左右を手で握り、動きに勢いをつけるために、まず最初に反対方向に少しサンドバッグを振ってスタートします。
サンドバッグが体の横あたりに来た際に、肘を曲げてサンドバッグを少し後ろに引きながら肩の後ろに廻るようにします。
※スピンと比較して回転する軌道が小さいため、肘を曲げるタイミングはスピンより少し早くなります。
肘をコンパクトに折り曲げて、膝を落として、サンドバッグを肩の後ろに着地させます。
この際、サンドバッグと同じ側の膝はしっかり落とし、反対側の膝は、少し曲げる程度かまたは伸ばしたまま(サイドプランクの姿勢)にしておきます。
左右1回づつ交互に行います。
■サンドバッグを上に挙げる際は息を吸い、降ろす際は息を吐くようにします。
■腕でサンドバッグを上げるのではなく、コア(体幹)に力を入れて上げるようにします。